全国信用情報センター連合会
全国信用情報センター連合会とは消費者金融各社と商工ローン各社などが出資して作った個人信用情報機関です。
クレジットカード会社のほとんどが加盟する株式会社CICに対し消費者金融会社のほとんどは全国信用情報センター連合会または、その加盟の個人信用情報機関の会員となっています、対象者のクレジットの利用状況を知るにはCICに消費者金融系のキャッシングの利用状況を知るには全信連に、それぞれ照会すればよいことになります。
クレジットカード会社には、かねてから、カード申込者の審査にあたってクレジット他社の利用状況だけではなくて消費者金融系のキャッシングサービスの利用状況も把握したいという欲求があった、そのため大手の信販会社や一部の銀行系のカード会社はCICと全信連の両方に加盟していたが平成11年に情報の相互乗り入れを実現するTELA NETが創設されクレジットカード会社各社も審査にあたって申込者が消費者金融系のローンカードを持っているか、利用残高は存在するかについて、照会することが可能となりました。
TELA NETではCICの会員はキャシングの具体的な利用残高など詳細な情報を知ることはできず、逆に全信連の会員はクレジットカードの利用残高は知ることはできません。
しかし、相互に利用の有無については知ることができるので、実用上は十分とされています。
全信連およびTELA NETで照会可能なCICなどの個人信用情報は本人の請求により、その内容を照会可能です。
もっとも本人が自らの意思で情報開示を求めるということは、ほとんど無く、家族などが、債務の整理前後に実情の確認をするために、渋る本人に申込書を書かせて情報開示を求めるということが一般的です。